ソプラノ歌うたい冨田美穂@アレクサンダーテクニーク教師修行中です。
今日は、一日中どんよりと暗い一日。
ピアノのレッスンが始まる16:00ころには、もう日が暮れるかしら、と感じるほどでした。
皆様のところはどんな感じだったでしょうか?
さて。
今日もあったんですが…
レッスン中にしょっちゅう出会う、このシーン。
思うように指が(手が)動いてくれなくて、わかってるのにまちがえてしまう。
何度やってもうまくいかなくてイライラ!
(聴いているお母さんとか家族の方もイライラ!)
今日小学校1年生の子とのレッスンで、こんなお話をしてみました。
(この子は指先はあまり器用ではないけれど、とっても聡明な子なんです。)

だってゆっくりしたら余計間違えるし。

だって。。。。

(右手ド、左手ミを同時に弾く。止まらないで次の音に行ってまちがえる)

(今度はちゃんと止まる)
うん、止まれた。その次。次の音は、左手がソで 1の指。右手はレで2の指。これを頭さんがちゃんと指に命令して~ビビビッって命令が届くまで、動かしたらあかんの。
ビビビ~~!届いた??届いたら指動かす。
(他の指が動こうとするけれど、何とかコントロールして、正しい指で正しい音を鳴らす)
その次は?右も左も3の指だから簡単だね!
なんども、ゆっくりゆっくり命令してやって、ゆっくり、まちがわないで動かしたら、その道が出来るのね。30回くらいは動かさなくちゃいけないかもね。
そうして、その道が出来たら、早く弾けるようになるの。
その道がない時に、ピピってできるはず、って思って、何度も間違えると、まちがえた方の道が出来ちゃうのね。
それって困るでしょう?
~以下省略~
楽譜面は簡単なものですが、どうしても同じ指番号の指が動いてしまってうまくいかなくて、本人がイライラしていました。
お話しした内容は脳のシナプスのお話です。
アレクサンダーテクニークのthinkingのクラスでは、こういうようなことをやっています。
つまり、考え方とか、考える順番を変えないと、習慣に戻ってしまう。そしてうまく行かない。
だから、行動を変えるには「考える」が必要なわけです。
これ、こどもに限らず、大人の声楽のレッスンでもしょっちゅう見かける光景。
声楽の場合は、うまく体がうごかない、とか、下顎使いすぎとか、発音がうまくいかない、とかね。
楽器を演奏する方だったら、例えば、今、音を出そうと思ったときに変な力が入って、スカってなるとかね(←これ、私(^-^;)
いつも、指がこんがらがるとかね。。。。
(全然人のことは言えません。私もまだまだ、いろいろ戦ってますから)
習慣的になっている動きは、いったん立ち止まって、動きのパターンを変えないと上手くいかない。
ゆっくり、考えてみてくださいね!
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